管内初の田植え 「かみいな米」の生産に取り組む

JA上伊那
管内で最初の田植えをする登内社長
管内で最初の田植えをする登内社長

JA上伊那管内で4月20日、田植え作業が始まった。水稲は同JAの主力品目の一つ。2024年度は生産量1万5300トンを目標に、安全安心・高品質・良食味の「かみいな米」の生産に取り組んでいる。管内の最盛期は5月中・下旬となる見込み。
JA管内で最初に田植え作業をしたのは、伊那市の株式会社中坪ノーサン。同社は高齢化などで生産ができなくなった農地の受託も行っている。苗づくりから全て自社で行い、田植えや収穫時期が集中しないよう「コシヒカリ」を中心に、早生品種「五百川」や「スーパームーン」、もち米「こがねもち」の4種類を栽培する。今年は6月中旬ごろまでに合わせて33ヘクタールへ植える予定だ。
田植え初日には、35アールの水田に「五百川」を植えた。同社の登内美穂社長は「今年の育苗は遅霜や日中の気温の高さなど温度管理に特に気を使った。いよいよ田植えが始まったが、きちんとした苗を植えておいしいお米を作りたい」と話した。
JAは消費者の要望に応えるため、各地区で稲作指導会を開くなど品質の維持・向上に力を入れ、かみいなブランドでの消費拡大にも取り組んでいく。

MENU