ハウスブドウ出番 糖度も十分に

JAながの
シャインマスカットを持ち込む太田さん
シャインマスカットを持ち込む太田さん

JAながのは4月21日、ハウス栽培のブドウ「シャインマスカット」を初出荷した。昨年より2日早い。須坂市内の生産農家太田安雄さんが約90キロを須坂共選所に持ち込み、職員が房形や粒数、糖度が基準値に達しているかなどを細かく検品した後、東京、大阪方面の卸売市場へ出荷した。ハウス栽培の出荷は、7月にピークを迎え8月下旬まで続く予定。9月からは露地栽培も出回る。シャインマスカットは国内での人気に加え、海外での需要があり、卸売市場を通じて台湾や香港へなど東南アジア方面へ輸出される。
太田さんは「昨年よりも良い仕上がりで、糖度も18度を超え美味しく食べていただける状態。多くの方に味わっていただきたい」自信を伺わせる。
昨年度はブドウ全体の出荷量が107万ケース/内ハウス物は5万ケース)(1ケース5キロ)、販売額で98億円(前年比14%増)と過去最高を記録した。
販売企画課の小林俊也担当は背景に「大型JAのスケールメリットを生かした販売力と営農指導強化、新規就農者や若手生産者に向けたセミナーや農家の精算技術向上による商品質栽培が成果として表れてきている」と分析する。
24年度は、昨年度と同等の出荷量を見込み、販売高100億円を目指す第一歩としたい考えだ。

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