高校生が交通ルールを再確認 岡谷工業高校「生徒向け自転車交通安全教室」

JA信州諏訪
交通事故を再現するスタントマン
交通事故を再現するスタントマン

JA共済連長野、長野県警察本部、岡谷警察署は4月18日、岡谷市の岡谷工業高校で「生徒向け自転車交通安全教室」を開いた。生徒ら約490人が参加。スタントマンが危険な自転車走行に伴う交通事故場面を再現した。参加者は事故の危険性を疑似体験し、事故に遭わない、起こさないための知識を学んだ。
JA共済連長野は交通事故未然防止活動の一環として2012年度から同教室を毎年開催。次世代を担う生徒たちの育成と安全な環境づくりに貢献している。当初は県内の高校2校で開催していたが、2016年度からは北信、中信、東信、南信の地域ごと1校ずつ計4校に増やしている。
当日はスタントマンが危険な自転車運転による事故を7つ再現。トラックの内輪差による自転車巻き込み事故では、左折トラックがロードコーンを巻き込むようすを代表生徒2人が目の当たりにし、交差点ではあと一歩下がって待つことを学んだ。
生徒会長の武田怜也さん(18)は「曲がり角でヒヤッとしたことがある。気を付けたい」と話し、副生徒会長の石井佑司さん(17)は「自転車で並走しないように注意したい」と話した。
JA共済連長野JA支援部の寺田貴代子主任は「各校で自転車事故未然防止の認識が高まるように努力したい」と話した。

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