食の大切さを伝えて22年 女性部の食育活動

JAみなみ信州
メンバーの指導で肥料をまく児童
メンバーの指導で肥料をまく児童

JAみなみ信州女性部下条支部目的別グループ「じゃがじゃが応援団」のメンバー4人は12日、下條村睦沢の下條小学校近くのおよそ2アールの圃場で、同校3年生22人とジャガイモ「男爵」の定植作業を行った。同グループは地産地消を子供たちに知ってもらおうと始めた給食用食材の提供をきっかけに、野菜が育つ過程や収穫の喜びを感じてもらいたいとジャガイモの栽培を始めた。同校3年生を対象に毎年続けており、今年で22年目の取り組み。同JA下条支所も3年前から活動に協力し、種いもや肥料を提供し作業も一緒に行なっている。同活動は下條小中学校のキャリア教育・ふるさと学習として位置づけられており、同村教育委員会や同校職員らも協力し作業を行った。
この日は同グループメンバーが畝をつくったあと、児童が30cmほどの竹の棒を使い同間隔に種いもを置き、肥料をまき土をかぶせた。「大きくなあれ」と声を掛けながら元気に作業を進めた。同グループのメンバーは「大きなおいもがたくさん取れるように頑張りましょう」と児童に声をかけ交流を楽しんだ。
同グループの亀割正子さんは「子どもたちとのジャガイモづくりはメンバーが毎年楽しみにしている活動。自分たちで育て収穫した安全安心なものを食べる喜びを学んでほしい。メンバーの年齢が大きくなってきたが今後も活動を続けていきたい」と話した。
担任の中村瞳子教諭(26)は「地域の皆さんに支えられ貴重な体験ができありがたい。子どもたちが協力し作業を進める姿は頼もしかった。収穫を楽しみにこれからの作業も児童と一緒にしっかり行っていきたい」と話した。

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