水稲採種部会定期総会

JAグリーン長野
役員を代表してあいさつする吉澤部会長
役員を代表してあいさつする吉澤部会長

グリーン長野水稲採種部会は4月11日、長野市信更町のJA信田支所で「定期総会」を開催した。長野農業農村支援センターとJA全農長野を招き、部会役員とJA役職員25人が出席。4議案の審議を通じて2023年度の部会活動などを振り返り、24年度目標達成に向けて意志結集した。
部会では、県内有数の産地として、コシヒカリやあきたこまちなど「水稲種子」を生産。基幹的農業従事者の高齢化や需要の変化などから減産も課題となっている中、23年度は部会員93戸が「優良種子」生産に取り組んだ。育苗期に低温・日照不足で穂数が少なかったが、以後の高温・多照で回復。成熟も早まり、品質も懸念したが、定期的なほ場巡回や厳格なほ場審査、共同防除等、生産管理を徹底し、概ね良好な品質を確保し、要請数量に対し100%を確保。吉澤勇部会長は「高齢化や後継者不足もあるが、約70年という歴史のある部会であるので、みなさんと力を合わせて維持をしていきたい」と話し、協力を求めた。唐木邦敏専務は23年度のJA事業報告を行い、協力に感謝を伝えるとともに「今年は平年並みの気象状況で、良い収穫を迎えられるよう、健康と農作業安全に注意しながら取り組んでいただきたい」と願いを込めた。

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