春の恒例イベントさくら祭り盛況 コロナ禍前の活気戻る

JAあづみ
柑橘をサービスするJA職員(左)と組合員家族(右)(安曇野市堀金)
柑橘をサービスするJA職員(左)と組合員家族(右)(安曇野市堀金)

JAあづみは13日から2日間、安曇野市堀金のそ菜特産流通センターや総合事業基地周辺で創立60周年記念企画「第45回さくら祭り」を開催した。
本格的な農繁期を前に組合員や利用者への感謝を込めて、農業資材や生活用品、電化製品などを特価販売。農業機械・ガス器具の展示販売や5年ぶりに復活した柑橘類の詰め放題のほか、松本大学松商短期大学部の学生がJAと桜をイメージして考案した野沢菜漬けと鮭フレークのおにぎりの振舞いなど多彩な催しに、初日から大勢の来場者で賑わった。
両日の来場者は3078人(前年並み)、農業機械や農業資材などの売上高は4548万円(同)だった。今回は2025年度に迎える創立60周年の記念企画と位置づけた。
農業機械展示販売会場では、GPS(衛星利用測位システム)を搭載した最新鋭の田植え機や草刈り機など約50台を展示。来場者はメーカー担当に性能や価格などを質問していた。
イベント広場では、2013年から業務提携している広島県呉市のJA広島ゆたかの柑橘類のつめ放題を先着50名限定で両日2回ずつ実施。開始前から長蛇の列ができ、用意した約1200㌔は完売した。国産の柑橘類が格安で手に入るため、毎年人気の企画だ。また、JA営農指導員が講師を務めた夏野菜の栽培管理を学ぶ「家庭菜園教室」やJAあづみ女性部シャベラーズ26によるスコップ三味線、キッズダンスなどの催しで来場者を楽しませた。
営農経済事業部農業企画課の吉澤大和課長は「5年ぶりに復活したイベントや学生の協力もありコロナ前の活気が戻ってきた。組合員をはじめ多くの来場者に楽しんでいただけたと思う」と話した。

MENU