夏秋いちご部会通常総会 市場部会長に山縣敦さん・業務部会長に清水芳顕さん

JAあづみ
挨拶をする新役員
挨拶をする新役員

JAあづみ夏秋いちご部会は2日、安曇野市堀金の広域営農センターで2023年度通常総会を開いた。部会員やJA役職員38人が出席、23年度事業報告や24年度事業計画、役員改選など4議案を審議し、承認した。
23年産は暖冬の影響で順調に生育。5月~6月にかけても順調な出荷量を確保できたが、夏場の高温により、害虫が散見され防除も困難を極めたことで規格外を含めた全体の出荷量は約162トン(前年対比6%減)、市場出荷分の販売単価は15%増加したが販売金額は3億246万円(同比4%減)だった。
24年度は部会員51人(新規5人)で、すずあかねやサマーリリカルなど3品種を主体に栽培し、栽培計画面積617アール、販売計画額4億4332万円を目指す。市場・実需ニーズを的確にとらえた出荷をするため市場向けの市場部と大手菓子メーカーなどと取引する業務部の2本立てで対応。高品質なイチゴを多くの実需者に届けるため個人の反収を向上させ、市場部では1株で1.5パック、業務部は10アールで3300キロの目標出荷量の確保に努める。
役員改選では、市場部会長に山縣敦さんを再任、業務部会長には清水芳顕さんを新任した。
山縣部会長は「みなさんの意見をどんどん反映させていきたい」とし、清水部会長は「近年の異常気象により、栽培が難しく経費のかかる作物となっている。経費をかけず収量が上がる方法をみなさんで一緒に検証し、提案していけたら」と意気込んだ。

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