地域を担うリーダー育成を 協同活動みらい塾10期生入塾式開講

JA松本ハイランド
グループワークを行う入塾生たち
グループワークを行う入塾生たち

JA松本ハイランドは4月11日、松本市のJAグリンパルで「協同活動みらい塾」の入塾式を開き、第10期生20人が入塾した。同塾は、同JAが総合的な学習機構「夢あわせ大学」として展開している6つの学部のひとつ。1期1年で、組合員を対象に協同活動の本質を伝え、協同組合の一員である当事者意識を高め、それぞれの地域をけん引するリーダーの育成をめざしている。
同大学の田中均学長(同JA組合長)は入塾式のあいさつで「より良い地域社会のため同じ目的をもつ仲間と協力し、ビジョンの実現にむけてJAを大いに活用してもらいたい。手を取り合いともに未来を目指していこう」と激励した。
入塾式では塾生一人ひとりが自己紹介を行い、「仲間づくりを積極的にしたい」「農業について学びたい」「これからの農業をどうしていくのか皆で話し合いたい」などと抱負を述べた。
その後は第1回の講座を実施。岡山大学名誉教授で長野県農協地域開発機構研究所長の小松泰信氏が「協同の“こころ”と地域づくり」と題して、協同組合の成り立ちや協同活動の必要性についての講義をしたほか、一般社団法人全国農業協同組合中央会教育部の上野敏浩教育企画課上席専門員の進行で仲間づくりの第一歩となる自己紹介をおりまぜたグループワークを行った。
今年度は、全11回の基本講座と特別講座数回を予定し、地域の事例を通して協同活動について学びを深めるほか、グループワークを行うことで塾生同士の意見交換や交流も図っていく。

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