野菜販売116億円を目指す 野菜専門委員会通常総会

JA佐久浅間
あいさつする浅沼組合長
あいさつする浅沼組合長

JA佐久浅間野菜専門委員会は、2024年度の生産販売目標を116億円と定めた。主力品目の作期拡大と安定生産、新規振興品目の推進に取り組み、新たな販売企画と顧客開拓により需要の創出を図り「指名される産地」「彩ある産地」を目指す。
4月9日、小諸市のベルウィンこもろで通常総会を開催し、専門委員やJA関係者ら約60人が出席。23年度の活動報告や24年度の活動計画、役員改選の3議案を承認した。
23年度は、春先から平年を上回る気温が続き、7月中旬以降は高温・干ばつ傾向と不安定な天候が続き、地域によっては降雹被害が発生した。秋は野菜の高値が報道されるなどブロッコリーやレタス類の高値が続いた。
販売実績は、数量で前年度比99%にとどまったが、金額は同7%増となる100億円に達した。
24年度は、総合供給産地としての信頼確保と農家手取り向上を目指し、気象変動に負けない安定供給できる産地づくりを進め、鮮度や品質、安全性など他産地との差別化により形成した「佐久浅間ブランド」の強化と発展に取り組む。
JAの浅沼博組合長は「26年度からブロッコリーが指定野菜に格上げとなることから、生産拡大を進めるとともに、農家所得の確保を大前提とし、JAと農家が一体となって目標に向かって取り組もう」とあいさつした。
役員改選では新専門委員長に、主にレタス類を栽培する御代田町の土屋俊成さん(54歳)を選んだ。

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