新興果樹部会第33回通常総会 部会長に森司さん

JAあづみ
就任の挨拶をする森部会長(左)
就任の挨拶をする森部会長(左)

JAあづみ新興果樹部会は3月27日、松本市の同JA梓川支所で第33回通常総会を開いた。部会員やJA役職員ら21人が出席。2023年度の事業報告や24年度事業計画、役員改選など4議案を可決した。
23年産は春先の凍霜害の影響で着果不良が見られる圃場が散見され、出荷数量は多くの品目で前年を下回ったものの、販売金額は計画対比33%増の4364万円だった。主力のプルーンは市場から品質の高さが好評で、取引市場が1市場増加。23年度から新たに取り組んだ「バラ集荷(プラム含む)」は、970パック(1パック=400グラム)を同JAが運営する直売所で販売し、商品滞留によるロス軽減に繋がった。
JA全農長野によるとプルーンなどの県下生産量は減少傾向だが「作れれば高く売れる品目」だという。
24年度は裂果等のロス軽減による安定生産・品質確保のため雨よけ栽培の積極的導入や資材の検討のほか、新品種の試 作、JA独自のECサイトによる品質の高い規格を少量高単価販売に取り組むことを確認。SNS等も活用し、販路拡大や産地PRする考えだ。
役員改選では、部会長に森司さん、副部会長に塚田辰芳さんをそれぞれ新任した。
森部会長(65)は「部会員のみなさんと力を合わせ、努めていきたい」と述べた。

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