「水稲播種プラント」作業 均一な健苗供給へ

JA信州諏訪
播種機を前に種もみが均等にまかれているか確認しながら作業を進める職員
播種機を前に種もみが均等にまかれているか確認しながら作業を進める職員

JA信州諏訪の水稲種まき受託作業「水稲播種プラント」が4月上旬、始まった。JA職員・アルバイト従業員が、播種機と人力を駆使して作業にあたっている。均一な健苗の供給によるコメの安定生産、生産者の労働力軽減につなげる考えだ。田植えは5月中旬頃から始まる予定。
茅野市のJA北部集荷所では、8~19日の10日間で、「あきたこまち」「コシヒカリ」など7品種を播種する。
10日は、JA茅野市営農センターの職員とアルバイト従業員11人で作業。播種機は育苗箱をレーンに設置すると、肥料、床土、種もみ、覆土の順に、自動的にセットされていく仕組みになっている。発芽に大きな影響を与えるため、作業中、職員らは種もみが均等に蒔かれているか確認。過不足がある場合は、手作業ですばやく補いながら進めた。
播種した育苗箱の一部は順次注文者に引き渡す。その他はハウス内に運び、水稲苗を発芽させる「伏せ込み」作業を行う。伏せ込み分の引き渡しは5月中旬から行う計画だ。
同センターの湯田坂和臣所長代理は「しっかり収量をあげていただけるよう、健苗の供給に努めたい」と話している。

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