令和5年度JA上伊那米穀部会定期総会 安全安心、高品質、日本一の米産地を!

JA上伊那
表彰を受ける地区の代表者
表彰を受ける地区の代表者

JA上伊那米穀部会は4月5日、伊那市のJA本所で令和5年度の定期総会を開いた。部会員やJA役職員など81人が出席。部会表彰のほか、令和5年度事業報告や令和6年度事業計画、役員の選任など5議案が承認された。令和6年度は「安全安心、高品質、日本一の米産地」をスローガンに各施策に取り組む。
表彰では、タンパク値が低いと食味が良いとされることからコシヒカリのタンパク値が平均して低かった上位3地区へ表彰状を手渡した。また集荷率向上に取り組み、前年度の集荷率を上回った上位3地区を表彰した。
令和5年度は登熟期に高温となり、同割れ米や乳白粒といった高温障害が心配されたため適期収穫を呼びかけ、収穫や施設の稼働を前年度より1週間ほど早めたことで、高温障害による品質低下は最小限に抑えられた。また、米穀施設第2次再編計画により新設した南部カントリーエレベータ―(CE)と増強した美篶4号CEが稼働し、生産基盤の強化を図った。
令和6年度は主食用米の需要に見合った適正生産および水田フル活用の推進による水田活用米穀(加工用米・輸出用米・飼料用米)等に取り組むとともに、「売れる米づくり」を基本に、作付け品種の検討・調整を行いながら生産面積の維持確保と反収の向上などに取り組む。
役員改選では前年度に続き部会長に伊藤則男さんが選任された。伊藤部会長は「前年度の高温干ばつ時には皆さんの努力により収量・品質を確保できた。今年度もおいしい米が多く収穫できるよう努力してほしい」と話した。
総会後は取引先である東洋ライス株式会社の阪本哲生副社長が「人も自然もすこやかに!」と題して講演。自社製品の金芽米やロウカット玄米を活用した取り組みを紹介した。

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