結実確保に向けて

JAグリーン長野
作業をすすめる生産者
作業をすすめる生産者

グリーン長野で、特産の「モモ」の開やくと受粉作業が本格化した。長野市篠ノ井東部青果物流通センターでは、4月8日から開やく作業を開始しJA職員のほかもも部会篠ノ井支部役員が当番で利用者の開やく作業をサポートする予定だったが、昨年より11日遅れた生育によって、初日から3日間は利用者が少なく、12日から15日にかけて生産者が続々と作業に訪れた。12日夕方には、生産者29戸が訪れ、開花直前の風船上に膨らんだ蕾を機械にかけて、花粉を取り出した。夫婦2人で3時間ほど摘蕾作業を行い、持ち込んだという男性は、「昨年は、霜の被害に遭って収穫量が少なかったので、今年はぜひたくさん収穫したい」と願いを込めた。センターの開やく作業当番に当たっていた橘田龍一もも部会長は「今年は今のところ順調。台風19号後に植えた畑ではだんだんと収穫量も増え、センター全体の出荷量も伸びるように、今後凍霜害やモモせん孔細菌病対策に取り組みたい」と話した。
JAでは、地区や品種によって14日・15日に満開を確認するとともに、受粉が必要な品種は、適期の受粉作業による結実確保を呼び掛けるとともに、引き続き凍霜害に注意を払い対策に取り組むよう啓発している。

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