春先の収入源に サニーレタス県内トップで出荷開始

JAみなみ信州
サニーレタスの仕上がりを確認する宮下さん
サニーレタスの仕上がりを確認する宮下さん

JAみなみ信州では施設栽培が3月18日、露地栽培が4月1日と県内トップバッターで今年度のサニーレタスの出荷が始まった。同JAでは春先の収入源や圃場の活用のためサニーレタスやグリーンリーフといった葉洋菜を生産している農家が多い。今シーズンは全国的に葉物野菜が減収となっており高単価で推移しているため、生産者に対して早期の出荷を呼び掛けている。
11日には管内全域から2,884kgのサニーレタスが同JA総合集荷販売センターに集まり、中京方面へ出荷した。同JA高森集荷所に17箱(1箱4kg)を持ち込んだ宮下卓補さん(82)は「今年も上々の出来」と話し、「ここにきてあたたかくなり、大きさも十分に育った。今年も張り切って収穫したい」と話した。
今年は2月の好天で前進していた生育が3月の降雪などで停滞し1週間~10日遅れているものの、品質は例年並みの良い仕上がり。同JAでは本年度の出荷を3,500万円(前年比103%)と見込み、中京市場をメインに関東・関西へも売り場を広げていく。ピークは15日頃~23日頃までで、5月上旬まで出荷が続く。
同JA営農部農産課の原田沙葉技術員は「生産者の皆さんは寒い時期から作業を続け厳しい気候条件の中でも良いものを出荷してくれています。新鮮なサニーレタスで春をかんじてほしい」と話した。

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