アルストロメリア最盛期 消費者にきれいな花を

JA上伊那
アルストロメリアの出荷準備をする小林さん
アルストロメリアの出荷準備をする小林さん

上伊那が日本一の生産量を誇るアルストロメリアが最盛期を迎えている。今年は3月が低温で推移したことから4月に入ってから最盛期となり、4月末まで続く予定。4月3日、伊那市の小林純也さん(40)のところでは収穫や選花、箱詰め作業が行われた。
アルストロメリアは様々な色があり、花持ちがよいのが特徴。管内では50人ほどの生産者がおり、総面積約12ヘクタールで、色はピンクや白、黄色といった淡い色を中心に約100品種を、年間を通して栽培している。
小林さんのところではパートも含め4人で作業。現在は最盛期に合わせた栽培管理を行っている。今年は2月が暖かかったことから、特に害虫の発生に注意しながら管理。その後の3月の低温の際には暖房を使用して品質管理に努めた。最盛期となる現在は1日に出荷用段ボール50箱(40~50本入)を出荷している。
小林さんは「今年は総合的にみるとしっかり本数が出ている。消費者にきれいな花が届くよう、咲き具合を見ながら出荷していきたい」と話した。
小林さんはJA上伊那の花卉部会に所属。部会として今年度は年間1300万本、販売高12億円を目指す。

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