上伊那産アスパラガスおにぎり発売発表会 規格外品使用で生産者の所得向上に

JA上伊那
上伊那産のアスパラガスを使った「アスパラベーコンピラフ」
上伊那産のアスパラガスを使った「アスパラベーコンピラフ」

JA上伊那野菜部会アスパラガス専門部はコンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンと連携し、上伊那産のアスパラガスを使用したおにぎり「アスパラベーコンピラフ」を発売する。3月26日、伊那市のJA南信会館で発売発表会が開かれ、同専門部やJA役職員など関係者が発売前のおにぎりを味わった。販売は長野県内で4月16日、山梨県内で22日から始まる。
アスパラガスは同JAの主力品目の一つで、県内一の生産量を誇る。JAでは10年後に販売高10億円を目標にさらなる生産拡大に取り組んでいる。管内では4月から本格的な出荷時期を迎える。この時期のアスパラガスは冬の間に蓄えた養分で一気に成長するため甘みがあるのが特徴だ。
同部会専門部では、地域と共に生きる社会や環境に配慮した循環型社会などの実現を目指す同社と昨年から連携して商品を開発・販売。コラボ商品では、食味は良いものの穂先の傷や茎が曲がってしまうなど市場出荷では規格外となってしまうアスパラガスを使用し、生産者の所得向上につなげる。昨年にはアスパラガスを使ったおにぎりやパスタを発売した。
今年は上伊那産アスパラガスの彩りと食味をさらに生かすため、昨年は醤油の混ぜご飯だったおにぎりをピラフ仕立てに変更。また、ごはんに混ぜ込むアスパラガスを昨年よりも細かく刻むなど、さらに食べやすくなるよう改良した。
2023年度同専門部の永由喜芳専門部長は「規格外のアスパラガスを使ってもらえるのはとてもありがたい。昨年よりもアスパラガスを感じるおいしい仕上がりになっている」と期待した。

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