南信州担い手就農研修制度第5期生6人が就農へ

JAみなみ信州
修了証を受け取る若林さん
修了証を受け取る若林さん

JAみなみ信州と市町村が連携して行う農業の担い手づくりの取り組み「南信州・担い手就農プロデュース」は3月29日、飯田市の同JA本所で南信州担い手就農研修制度第5期生の修了式を行った。同研修生6名、南信州農業農村支援センター所長、研修生受入行政の担当者、(株)市田柿本舗ぷらう役員、同JA役職員ら41人が参加した。2018年から取り組む同プロデュースではこれまで第1期生~4期生16人が就農しており、修了生が地域へ定着し安定した経営ができるよう修了後も支援を行っている。
第5期研修生は若林正寿さん(高森町)、布川俊輔さん(豊丘村)、吉澤正人さん(喬木村)、塩澤光雄さん(飯田市)、関島史貴さん(飯田市)、古山宏樹さん(阿智村)の6人。代表してあいさつした若林さんは「皆さんの指導や協力があって充実した研修となったことに感謝します。2年間の研修で得た経験や知識、仲間は財産。この地域農業の担い手として貢献できるよう農業経営に励んでいきます」と話した。
寺沢寿男組合長は「夢を持って南信州での就農を決意した皆さんはしっかりと研修を受けて、農業の基本を身に着けていただけた。研修でできた仲間とともに農業に励み、この地域を引っ張っていってほしい。1日も早く安定した農業経営ができるようこれからも支援していく」と激励した。
同研修制度は同JA推奨品目の「夏秋きゅうり」と「市田柿」の複合経営を中心に農業や経営の基礎を学び、2年後の独立就農を目指している。栽培研修の他に税務などの農業経営に関する座学研修を取り入れるなど、年々研修内容の改善を重ね、就農後の農業経営を安定・継続していくための支援も強化している。

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