川中島・グリーン長野ブランドを守る

JAグリーン長野
研修を受ける会場
研修を受ける会場

グリーン長野川中島共選所(長野市川中島町)は同施設平成ホールで4月4日、「園芸生産者研修大会」を5年ぶりに開いた。共選所運営委員会など施設に「モモ」を出荷する生産者70人が出席し、JA全農長野、重点取引市場5社、加工業者、運送業者など関係者を招いた。出席者は、「安全安心」を栽培の基本にしながら、「川中島のモモ」を守りながら、「グリーン長野ブランド」の果実出荷に取り組んでいく方針へ意思結集した。
研修では、「消費地からグリーン長野によせる桃への期待と取り組みについて」と題し、大阪中央青果(株)モモ販売担当者が講演。JAのモモの主な売り先や消費者の反応・動向、商談で問われること、これらを踏まえて産地に要望することを説明。商談の席では“今年のモモはおいしいか”と問われることが最も多く、「味」への要望が強いことを強調。「御地のモモの品質はとても良く評判も良く自信をもって提案できる。盆前盆後のモモが足りていないので、どんどんモモを作っていただきたい」と話し、激励した。
河島努川中島共選所運営委員長は「ぜひこの全国的なブランドの産地のモモを守っていけるよう元気を出していただき、今後のモモづくりに励んでいただきたい」とあいさつ。安藤猛常務は「できるだけ生産者支援に取り組んでまいるので、ぜひモモを植えてもらいたい」と要請した。
川中島共選所は、同市川中島地区・松代地区のモモ選果を行う。2024年度の取扱高は5億円を目標に掲げ、市場出荷を中心に、贈答や直売所を通じた直接販売により、生産者手取りの向上に取り組む考え。

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