種もみ温湯消毒

JA佐久浅間
水稲種もみを温湯消毒する職員
水稲種もみを温湯消毒する職員

佐久市のJA佐久浅間さく水稲育苗センターで、種もみ温湯消毒作業が最盛期を迎えている。2月下旬から始まり、管内の生産者から注文を受けた「コシヒカリ」「つきあかり」「あきたこまち」などの種もみ約17トンを処理する。作業は4月中旬まで行う予定だ。
温湯消毒は、減農薬栽培や廃液処理対策などの環境に配慮した取り組み。
一度に消毒できる種もみは200キロ。60度の湯に10分間つけた後、冷水で5分浸して温度を下げる。
内部まで均一な温度を保たなければ病害の防除効果や発芽率が低下するため、浸種する温度と処理時間を厳守する。
JAさく南部営農センターの白倉寛晃調査役は「育苗時の病害発生を抑制する環境にやさしい良質な種もみを提供したい」と話している。

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