市場の期待に応える生産を

JAグリーン長野
「これからますます勉強して果樹づくりをしっかりやりたい」と話す宮沢部会長
「これからますます勉強して果樹づくりをしっかりやりたい」と話す宮沢部会長

グリーン長野特産果樹部会は長野市篠ノ井のグリーンパレスで3月28日、「定期総会」を開いた。部会役員とJA役職員30人が出席。2023年度の事業活動を振り返り、24年度の方針や目標を確認した。
同部会は「アンズ」「プルーン」「ナシ」を中心に、オウトウやプラムなどを振興。23年度は各品目とも凍霜害による収穫量や品質への影響が発生したうえ、このうち、アンズについては主産地での降ひょうによって生食用の出荷量が6割ほど減少し大きく影響を受けた。このなか、生産者の選果や1個でも多くの出荷といった努力によって、2億1,100万円(計画比84.7%)を確保。市場からの出荷要請も強く、部会ではさらなる生産拡大に取り組むべく、品評会の開催による栽培技術の向上や生産意欲の拡大、推奨品種の検討とこれに沿った苗木への助成などを行っていくことを活動方針に盛り込んだ。
プルーン専門部の部長と部会長を務める宮沢政幸さんは「生産者・JA・市場関係者の取り組みななど非常に勉強になった。また、多数あるプルーンの品種にベンチマーク手法を取り入れて分析するなど、新しい風も吹かせることができたのではないかと考えている。これからますます勉強して本業の果樹づくりをしっかりとやっていきたい」と話した。
役員改選の年となり、新部会長には島田栄一さんが就任した。

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