花き専門委員会定期総会 「信州諏訪の花」ブランド力向上へ力

JA信州諏訪
あいさつする2024年度の新役員
あいさつする2024年度の新役員

JA信州諏訪花き専門委員会は3月21日、富士見町のJA会館ふじみで定期総会を開いた。委員・JA役職員53人が出席。2023年度事業報告などを協議し、承認した。新委員長は栁澤源悟さん(茅野市)を選任した。
23年度の販売実績は、金額は19億2,096万4,000円(前年対比98.4.%)、単価は6,227円(同100.8%)、数量が30万8,499ケース(前年度比97.6%)。夏秋期は品薄の状況が続き、国産需要の高まりもあり堅調な販売となった。初めてのJA産花きPRイベント「JA信州諏訪花まつり」、花き卸売市場でのJA独自宣伝会、地元小学校でのフラワーアレンジメント教室など、消費拡大にも力を入れた。
清水祐輔委員長は「苦しい栽培環境のなかでの出荷が続いたが、委員の皆さんに花材を提供いただいた花まつりが盛大に開催されるなど、2023年度の委員会活動にも多くの方にご協力いただき、感謝している。関係各位には管内の花き生産発展に向け、引き続き力を添えてほしい」とあいさつした。
小平淳組合長は「不安定な気候、肥料や農薬、資材の高騰を受け、生育管理には大変苦労されていると思うが、花は部屋に飾ると心が和み、生活に欠かすことはできない。これからも高品質な花をたくさん出荷してほしい」と述べた。
24年度は新規就農者の開拓など、生産振興と「信州諏訪の花」ブランド力の向上に力を入れる。また、輸送の「2024年問題」への対応として輸送の効率化をめざし、共選全品目3日目販売を行う。販売は金額20億円、数量35万470ケースをめざす。

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