部会長に石曽根光徳さん 安曇野産ブドウ増産要請

JAあづみ
意気込みを述べる石曽根部会長(右)
意気込みを述べる石曽根部会長(右)

JAあづみぶどう部会は21日、安曇野市三郷で第39回通常総会を開いた。部会員やJA役職員、市場関係者ら約30人が参加。2023年度事業報告や24年度事業計画、役員の選任など4つの議案を承認したほか、23年度生産販売実績検討会も行った。
23年度のブドウ販売金額は前年対比36%増の4635万円、出荷数量は同比10%増の6881ケース(1ケース=5キロ)。醸造ブドウ販売金額は前年対比12%増の1098万、出荷数量は同比3%増の5.6トン。特に増産傾向のシャインマスカットの出荷数量は、前年対比31%増の2841ケース(1ケース=5キロ)、販売金額は同比27%増の2211万円とともに前年度を上回った。市場関係者は「安曇野産のブドウは全体的に食味・玉張りが良好。量販店から好評で増産をお願いしたい」とし、「シャインマスカット以外の品種もバランスよく生産する事で売場作りに優位性を持たす事が、他産地との差別化に繋がり、高単価の維持に繋がる」と提言した。
24年度の振興対策として品質確保・安定生産のための房づくりと、老木樹の改植・栽培面積の拡大などを、販売対策では品質確保のため出荷袋による脱粒防止対応、5キロ箱の出荷拡大に努めることなどを確認した。
役員の選任では、部会長に石曽根光徳さんを、副部会長には齋藤りかさんを選んだ。
石曽根部会長(54)は「部会員が一枚岩となり、糖度が高く、粒が揃った良質なブドウを作っていきたい」と意気込んだ。

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