モモ生産拡大に向けて意思結集

JAグリーン長野
モモの生産振興に向けて部会スローガンを確認
モモの生産振興に向けて部会スローガンを確認

グリーン長野の主力果樹品目「モモ」が2023年度、10億円(前年対比96.7%)となった。4月の凍霜害で大きな被害を受け、数量が前年実績を大きく割ったが、2019年の台風19号被害後に定植した樹が収穫を迎え、生産量は着実に回復途上にあり、生産者・JA、そして市場も出荷量の回復とさらなる拡大に大きく期待している。
同JAもも部会では3月25日、定期総会を部会役員のみで、長野市篠ノ井のグリーンパレスで開催。役員生産者とJA役職員あわせて40人が出席し、部会活動を振り返りや24年度方針を含む全5議案を審議。総会前にはすでに24年度初の防除も始まっているなか、23年度の凍霜害被害から多くの部会員が霜対策資材の準備を進めるなど、対策確保を実施。これを含め部会としても、24年度方針に、万全な凍霜害対策、また、モモの大敵「モモせん孔細菌病撲滅」を重点活動方針に、「ブランド力(質・量)を高め、販売金額13億円をめざす」ことを目標とすることを承認した。
田中慶太部会長は「凍霜害対策を万全にして、ぜひ頑張っていこう」と部会員を激励。安藤猛常務は「グリーン長野はモモが主力であり、ぜひこれからも生産拡大をめざしてJAとして支援をしていく」と話した。
部会では役員改選となり、新部会長に橘田龍一さん(長野市篠ノ井)が就任した。

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