花き専門部南信ブロック担当者会議 南信が先頭を切って

JA上伊那
ラナンキュラスの栽培ハウスを見学する職員
ラナンキュラスの栽培ハウスを見学する職員

JA長野県営農指導者会議は3月19日、花き専門部南信ブロック担当者会議を開いた。JAみなみ信州やJA上伊那、JA全農長野の職員20人が出席。上伊那管内のラナンキュラスの栽培ハウスを巡回し、冬場の栽培を学んだ。
南信2JAの花きの出荷量は、合わせて長野県内3分の1を占める。会議は2JAの営農指導員の技術向上と交流を目的に毎年各管内で1回ずつ開き、生産・販売部門の関係者がさらなる振興に向けて意見交換を行っている。
この日は、伊那市の株式会社フロムシードのハウスを見学。現在、出荷しているハウスと、低コスト化のため球根の養成に取り組んでいるハウスを見て回り、花の特性や栽培環境などを確認した。
JA上伊那では、主力品目の一つであるトルコギキョウの生産者ら7人が、後作としてラナンキュラスを栽培。12月から4月ごろまでの出荷による冬場の収入確保や、連作の防止につながるとして生産拡大に取り組んでいる。
ハウスを見学した後には伊那市のJA上伊那本所で2023年度を振り返り、栽培や販売の状況などを共有。生産振興や販売目標について意見を交わした。
JA上伊那の花き係長で営農指導者会議の五味雅巳南信ブロック長は「各JAではなく長野県全体として考えることが、これからは大事になってくる。その中でも南信が先頭を切って走れるよう、お互い協力しながら情報共有して、生産販売に取り組んでいこう」と呼びかけた。

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