厳しい環境乗り越え目標を達成

JAグリーン長野
拍手で議案を承認する会場
拍手で議案を承認する会場

JAグリーン長野花き部会は2023年度、販売目標額の1億円(前年対比101%)を達成した。全国的な品薄傾向による単価高と、シャクヤクやユーカリなど推進品目の出荷量伸長が後押しとなった。異常高温や凍霜害、肥料や出荷資材の高騰など、厳しい栽培環境下、生産者・JAの喜びも一入だ。
達成は3月21日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで開いた花き部会定期総会にあわせて報告された。部会員、JA役職員ら50人が出席。23年度の部会活動報告や24年度の活動方針、役員改選など全5議案を審議し承認。23年度は主力品目のトルコギキョウやコギクは生育期の高温などが影響し数量減少となったが、推進品目として進めてきたシャクヤクやユーカリの出荷量が、収穫期に気温が確保できたこともあって躍進、全体で1億600万円余、数量148万本(前年対比105%)と目標に到達した。24年度は「生産振興を柱とした部会活動の活性化」を軸に、販売額1億2千万円、目標本数160万本の目標を掲げ、振興品目の維持・拡大をめざして講習会や補助事業の利用などに取り組んでいくことを確認。新部会長には、相沢耕市さんが就任した。
青木和正部会長は「資材などが高騰しているが、改めて栽培技術を見直し、切り花のロスをなくし、部会員1戸当たり10万円アップさせれば、目標に届く」と激励した。安藤猛常務は「花はしっかりお金になるものであると考えているのでぜひこれからも増やしていただきたい」と要請した。

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