地域農業の担い手を育成 2024年度帰農塾開講

JAみなみ信州
あいさつをする岡田部長
あいさつをする岡田部長

JAみなみ信州と長野県南信州農業農村支援センターが行う帰農塾は8日、飯田市鼎の同JA本所で2024年度開講式を行った。同塾は農業経営に取り組みたい人が必要な基礎知識や作物の栽培方法を学び、直売所出荷を目指すなど地域農業の担い手となるよう育成支援することを目的としている。2008年から始まった同塾ではこれまでに800人以上が受講し、今年度は43人の受講申し込みがあった。
同塾では農薬や土づくり、農業機械、農業経営を学ぶ受講者全員を対象にした基礎講座と、りんご、柿、なし、きゅうり、アスパラガス、ミニ・中玉トマトの6コースから専門講座を選択する。同JA営農技術員や同センター職員を講師に、各コース年間5回程度のカリキュラムを計画する。
同JA営農部の岡田喜昭部長は「専門の技術員が講師となるのでわからないことがあっても遠慮なく納得するまで質問してほしい。帰農塾をしっかり活用しそれぞれの農業に生かしてほしい」と話した。
この日は開講式のあと各専門コースの講師と顔合わせをすると、第1回基礎講座「農薬の適正使用」を行い、今年度の講座がスタートした。

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