モモの拡大へ役員が着手

JAグリーン長野
苗木の定植方法を学ぶJA役員
苗木の定植方法を学ぶJA役員

グリーン長野の理事・監事は2024年度、モモの生産拡大に向けて「モモの植え付けモニタリング」に着手した。同JA特産品の「モモ」をJA役員自らが増やし、生産出荷量の拡大をめざすとともに、それぞれが地元でモモの生産導入・拡大をアピールすることにつなげたい考え。現在モモを生産していない中山間地の理事も定植し、中山間地でも生産拡大が可能かを含めてモニタリングを行い、生産振興をすすめるもも部会とも連携を図りながらJA全体でモモ産地の拡大を図る。
取り組みは栗林和洋組合長をはじめ常勤役員が発案し2023年12月の理事会で報告事項として提案。「なつっこ」の苗木の注文を取り、理事・監事22人から61本の注文を取りまとめた。
苗木の配布時期に合わせ3月19日、定植するJA役員を対象に、定植作業の講習会を開催。長野市篠ノ井の栗林良夫理事のほ場を会場に、役員10人が出席。講師は、営農指導に携わってきた安藤猛常務が務めた。講師は、定植時の注意点として苗木の根の向きや「リン」の活かし方、施肥量などを説明。あわせて、2年目の若木の仕立て方も実演した。野菜栽培が中心という松代町の清水義之理事は、「果樹は難しそうと定植するのには抵抗もあったが、まずは枯らさないように手を入れていきたい」と話し、苗木を受け取っていた。
今後、役員それぞれに管理し適宜情報共有などを行っていくとともに、モモの栽培が行われていない中山間地では、生育モニタリングを継続的に進めていく考え。栗林和洋組合長は、「JA全体でモモを増やしていけるように理事・監事の皆さんにご協力をいただきながら進めていきたい」と意欲を燃やしている。

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