もも摘蕾指導会 大玉で良質な生産目指して

JAあづみ
作業のポイントを確認する参加者ら
作業のポイントを確認する参加者ら

JAあづみもも部会は18日、安曇野市三郷小倉の圃場でもも摘蕾指導会を開いた。部会員やJA職員約10人が参加、三郷地域営農センターの増田耕平営農指導員を講師に摘蕾作業のポイントを再確認。防除時期などについても説明した。
2024年の桃の発芽は23年よりも1週間ほど遅い3月24日頃、平年の生育で推移した場合の開花は4月中旬を予測している。
摘蕾作業は、不必要な蕾を取り除き、残した蕾に養分を集中させることで果実肥大の促進や品質の向上のほか、結実後の摘果労力軽減を図る。
指導会で増田指導員は「20センチ~30センチ未満の中果枝は中央からやや先端に2~3蕾、10センチ前後の短果枝は先端部の1~2蕾を残す。枝の長さによって摘蕾の程度が異なるので、圃場の生育状況を良く確認し、作業を進めて欲しい」と呼び掛けた。
百瀬洋平部会長は「JAの指導を聞いて、高品質な桃を取っていきたい」と述べた。
同会では、早生種「櫛形(くしがた)」と「赤宝(せきほう)」、中生種「あかつき」、晩生種「おどろき」など7月中旬から9月上旬にかけて出荷を予定している。24年度は1.62haを基盤とし、販売金額は856万円を目指す。

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