安全知識を学び、農作業事故を防ごう

JA佐久浅間
安全な使用方法の説明を受ける参加者
安全な使用方法の説明を受ける参加者

JA長野厚生連佐久総合病院や佐久市、JA佐久浅間などでつくる佐久市有機農業研究協議会は3月11日、佐久市の同協議会実験農場で農作業安全研修会を開き、関係者ら約20人が参加した。「春の農作業安全確認運動」の重点期間に合わせ、農作業を安全に行おうと毎年開いている。
研修会では、日本農村医学研究所の栁澤和也主任研究員が農作業死亡事故の概要や熱中症の予防策について講演。クイズを交えながら予防に効果的な工夫などを紹介した。栁澤主任研究員は「農作業事故における熱中症の割合が増加している。熱中症の予防グッズを効果的に使い、救急対応や応急処置などの知識や技術を習得することが重要」と話した。
また、JA共済の「農作業事故体験VR」を活用し、参加者は仮想現実(VR)空間でトラクターやコンバインなどを運転中の「ヒヤリハット」を疑似体験。危険に対する感受性を高めた他、JA佐久浅間のグループ会社(株)オートパル佐久浅間みなみ農機センターの赤羽根謙一センター長が、トラクターや管理機などを実際に使用し、機械の仕組みや注意点、事故の起こりやすい状況などについて説明。赤羽根センター長は「機械の仕組みや特徴を把握し、事故が起きない使い方が重要である」と呼び掛けた。

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