郷土食「五平餅」を知って味わって 女性部が講師に

JAみなみ信州
女性部員の指導で楽しく五平餅づくりをする児童ら
女性部員の指導で楽しく五平餅づくりをする児童ら

JA女性部喬木支部の食育応援隊9名は3月4日、喬木村立喬木第2小学校5・6年生9人が行う郷土料理「五平餅」づくりの講師を務めた。現在の6年生が5年生の時に5年生の授業で自ら仕込んだ味噌と食農の一貫で作った米を使った五平餅を作ることで「食べること」の大切さや尊さ、調理の楽しさに加え、地域の食文化や伝統も伝えようと毎年行っている。
同隊メンバーでJA女性部喬木支部の原悦子支部長は「五平餅は伊那谷に伝わる伝統食です。皆さんが将来この地を離れることがあっても、今日皆で調理したことや五平餅の味を覚えていてくれたらうれしいです」とあいさつした。
この日児童はお米を「半ごろし」につぶして型枠を使い丸型にし串に刺したものを焼き、ごま・くるみなどでつくった特性の味噌タレを付け味わった。
6年生の福与結月さんはさんは「最初に味噌を見たときは真っ黒くてどうなるかと思ったけど、きれいなタレに仕上がって良かった。皆で楽しくおいしい五平餅ができて思い出に残る体験になった」と話した。
同隊は同村内の喬木第1小学校でも同様に講師を務めており、地元の子どもたちに向けた活発な食育活動を続けている。

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