地域を牽引するリーダーの育成 女性も6人受講生に

JAみなみ信州
受講生の皆さん
受講生の皆さん

JAみなみ信州は1日、同JA本所で同JA組合員大学「みなみ未来塾」第2期開講式を開いた。同JA管内の各地区から推薦された受講生21人と同JA役職員25人が参加。受講生は果樹・野菜・キノコ・花き・畜産などの農家や法人経営者、女性部やフレッシュミズで活躍する女性メンバー6人も参加。同塾は協同組合運動を学び地域農業の未来を考える中で「将来の地域を牽引するリーダー」の育成を目的としている。
開講式では塾生が1人ずつ自己紹介を行い、自分の取り組む農業やこの塾に期待することをスピーチした。塾生の水野さやかさん(49)は「地域の中で様々な形で農業に携わっている皆さんと学べることが楽しみ。自分の行っている農業の意義や価値に気づき、視野を広げていきたい」と話した。
同塾の学長で同JAの寺沢寿男組合長は「変化の激しい時代の中においてJAでは地域農業の維持・発展のため農産物のブランド化などに注力し、この地域に合った様々な事業に取り組んでいる。その取り組みを知っていただき未来を見据えたこの地域の魅力ある農業を一緒に考えていきたい」とあいさつした。
同塾は今後令和7年9月の卒塾を目指し(一社)長野県農協地域開発機構の小松泰信研究所長を塾長に10回の講座を行う。座学で協同組合運動、同JA事業や地域の現状と課題を学び、第1期生・同JA役職員との意見交換、同JAの施設を視察する中で「地域の協同組合に必要な協同活動」について課題を見つけ、JAへの提案として成果をまとめる。
この日は開講式のあと講義(1)として「農業の多面的機能」について学んだあと、同JA役員との座談会を行った。塾生は「役員に直接意見が伝えられる貴重な時間だった」と振り返った。

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