友好提携都市の新宿区へ卒業祝い 特産品のアルストロメリアを贈る

JA上伊那
一本ずつ丁寧にラッピングする職員ら
一本ずつ丁寧にラッピングする職員ら

伊那市は今年も友好提携都市である東京都新宿区へ、同市の特産品アルストロメリアの花を届ける。この春、区立の小中学校や特別支援学校を卒業する子どもたち約2800人に贈られ、人生の節目に華を添える。14日には同市の防災コミュニティセンターで中学校の卒業式に向けた発送準備が行われ、市やJA上伊那の職員ら17人がラッピング作業を行った。
この取り組みは、上伊那地域が生産量日本一を誇るアルストロメリアで卒業の門出を祝うとともに、伊那市の魅力を知ってもらうために2017年度から毎年行っている。
この日は、1120本のアルストロメリアを1本ずつ包装。色とりどりの花には卒業祝いのメッセージや「未来への憧れ、持続」といったアルストロメリアの花言葉を書いたカードが添えられた。今回、包装した花は19日の卒業式に合わせて届けられる。
同市文化スポーツ部文化交流課の登内茂利係長は「生産者が思いを込めて育てたアルストロメリアで伊那市を身近に感じてもらいたい。花言葉にもあるように、それぞれの未来に花を咲かせてほしい」と話した。
小学校や特別支援学校分は20日にラッピング作業を行う予定。

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