JA職員が市場見学で産地の理解を深める

JAみなみ信州
市場内を見学する職員ら
市場内を見学する職員ら

JAみなみ信州松川支所は2日、同支所役職員26人が参加し愛知県名古屋市のセントライ青果市場(株)(名古屋市中央卸売市場北部市場内)の見学を行った。金融や共済部門の職員も地元生産者が育てる農産物が消費地に届くまでの現場を知ることで、これまでより一歩踏み込んだ組合員との対話につなげたいと初めて企画した。
この日は同市場果実課の嶋田弘士副部長の案内で出荷現場やバイヤーが業務するフロアも見学し、参加者は広大な市場の中で全国から集まった農産物が出荷されていく様子などを見学した。同JAでは同市場など名古屋方面への出荷量が多い中、嶋田副部長は「南信州産の農産物の認知度は高くまだまだ拡大の余地がある。特に南信州の梨は取扱い数量・品質ともにナンバーワン。値段についても他産地の基準となる重要な産地。農家さんと一緒になって南信州産の素晴らしい農産物をたくさん出荷いただけるよう頑張っていただきたい」と話した。
参加した同支所総務信用課の宮崎地安さんは「出荷したその先をこの目で見ることができ、大きな市場の中で南信州産に対する期待がこんなにも高いことを知り、改めて誇りに感じた。農家さんと会話のきっかけにして業務に活かしたい」と笑顔で話した。
同支所の古瀬聖史支所長は「果樹栽培が盛んな“くだものの里まつかわ”にある支所で働く職員として、今までよりも生産者に近い目線でのコミュニケーションにつながれば」と話した。
この日はJAあいち知多のJAあぐりタウンげんきの郷で買い物を楽しみながら施設を見学した。

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