販売金額8億円を目指して 花き生産振興大会

JAみなみ信州
あいさつをする池田部会長
あいさつをする池田部会長

JAみなみ信州花き部会は2月7日、今年度の出荷が続く中、飯田市鼎の同JA本所で2023年度花き生産振興大会を開いた。同部会員、同JA役職員、全農長野、市場関係者ら約80人が参加し、今年度の生産販売経過や次年度の生産振興方針を共有した。
今年度は夏場の高温干ばつや集中豪雨など異常気象の影響により難しい栽培環境であったが、ダリア・デルフィニウム・ほおずき・ケイトウ類など10品目を拡大品目とし、南信州地域の特徴を生かした花木の生産振興や、標高差を活かした長期出荷と高品質の維持、販売先へ出荷情報を早期に提供することなどを徹底し産地を売り込んできた。1月末現在、販売金額は前年対比98%の約5億6,700万円の実績となっており、今年度販売金額5億9,000万円を見込んでいる。
同部会の池田毅部会長は「厳しい自然環境であったが、部会員の栽培努力と関係者のご協力により過去最高の販売額を達成した前年度に近い実績を残すことができた。異常気象への対策をしっかりと講じ部会全体で生産振興に努めたい」とあいさつした。
市場関係者との懇談会で世田谷花きの松成喜一郎課長は「ブライダルやイベントでの需要が回復している。高温により出荷が前進傾向にあるが、イベントに合わせた安定供給に向け更なる栽培技術の向上に取り組んでほしい」と話した。
同JA花き部会では施設化の推進や南信州の特色を生かした花きの生産振興を進め、販売金額8億円を目指して生産者とJAが一丸となり取り組んでいく。

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