2024年生産 初出荷に向けて

JAグリーン長野
生育状況を確認する生産者ら
生育状況を確認する生産者ら

JAグリーン長野花き部会球根専門部は3月7日、2024年出荷販売に向けて、講習会等の部会活動を本格化させた。「ベッチーズブルー(和名:ルリタマアザミ)」の管理講習会を7日午前に開催、午後には専門部で最初に出荷が始まる「アリウム(ギガンチューム)」のほ場巡回を行い、現状の課題への対策方法を学ぶとともに、今後の管理作業の確認と、生産者同士の情報共有によって出荷販売への意欲を高めた。
アリウムのほ場巡回にはハウス・露地それぞれで栽培する生産者7人と長野農業農村支援センター、営農技術員が出席。長野市松代町ではハウスで栽培する2戸のほ場で生育状況を確認した。ほ場主は、定植日、定植面積、かん水や施肥の経過など報告。宮川昭夫さんのほ場では、12月20日に定植。順調に生育しているものの、かん水がやや不足していることやアブラムシの発生を指摘し、定期的なかん水と防除を指導した。また、宮川さんは「寒さに合わせないと花芽が出ないが、温暖な気候だったので、管理方法を心配していた。温度はそこまで気にしないで良いとのことを聞け、無事に芽も出ているので良かった。かん水と防除を注意したい」と話した。巡回の結果、アリウム(ギガンチューム)のハウス栽培物は、今後の温度にもよるが、例年よりやや早めの3月末から4月初旬にかけて出荷を迎える見込み。まだ氷点下の気温も予想されるため、低温障害防止へ温度管理を注意しながら、出荷を目指す考えだ。

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