第39回通常総会開催 もも部会長に百瀬洋平さん再任

JAあづみ
高単価で取引された「安曇野プレミアム」
高単価で取引された「安曇野プレミアム」

JAあづみ桃部会は5日、安曇野市三郷の小倉ふれあいセンターで第39回通常総会と2023年度生産販売実績検討会を開いた。部会員や市場関係者、JA職員ら約20人が出席。23年部会事業報告や24年度部会事業計画、役員改選など4つの議案を審議し承認。23年度生産販売実績及び24年度生産販売方針を確認した。
23年度は、春先の凍霜害や夏場の降雹など度重なる気象災害の影響で出荷数量は前年対比30%減の2548ケース(1ケース=5キロ)、販売金額は同比18%減の694万円に留まったが、品質は高く平均単価は同比7%増の2725円となった。また、農家手取り確保や安曇野ブランドの認知度向上を目的に実施した新企画「安曇野プレミアム」は、付加価値販売に手ごたえを得た。同企画は、高級感のある化粧箱に果樹品目の上位等級品を包装資材も含めて見栄え良く箱詰め。ECサイトや直売所で販売した結果、1箱(=4個)4150円の高値で取引されたことから、新たな消費者ニーズを掘り起こした。
24年度の販売対策として、競合他産地と出荷時期が被らないよう盆前出荷量の拡大や市場関係者との正確な情報共有による売り場確保、安曇野プレミアム商品の販売継続などを挙げた。栽培面積1.62haを基盤とし、販売金額は856万円を目指す。
役員改選では、部会長に百瀬洋平さん、副部長に大倉美智子さんをそれぞれ再任した。
部会長に再任された百瀬洋平さんは「生産者とJA、市場関係者がいいタイミングで力を出し合えるよう努めていきたい」と意気込んだ。

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