JA木曽は2月29日、木曽町福島小学校2年生の「米作り体験」でJA職員と一緒に栽培した米「コシヒカリ」20キロを同町の県立木曽病院へ寄贈した。「米作り体験」を指導した同JAの農業生活部農事園芸課の営農技術員ら6人が同病院を訪れ、児童がメッセージを記した寄せ書きとともに濱野英明院長に手渡した。
同病院への米の寄贈は前年度に続き3回目で入院患者の食事として提供される。
「病気やけがに負けないように頑張って育てたお米を食べてください」などの寄せ書きも入院患者に見てもらう。
濱野院長は「米をありがたくいただきたい。子どもたちの米作りは良い活動なので今後も続けて欲しい」と感謝した。
食と農に対する理解促進のため、主に子どもたちを対象にした食農教育活動を展開し、JA組合員の水田3アールで田植えや稲刈りを体験し、精米で90キロを収穫できた。地域の人にも食べてもらおうと日頃お世話になっている病院に贈ることにした。
JA企画管理部の上村明次長は「食農教育の取り組みを組合員と連携して行い、地域貢献にもつなげたい」と話した。