生産者とコープ組合員が交流 4年ぶり開催

JAあづみ
ワークショップで意見を出し合う参加者
ワークショップで意見を出し合う参加者

JAあづみ青壮年部や女性部、農政協議会とコープながのは2日、安曇野スイス村サンモリッツで「ふれあい農園冬の交流会」を開いた。部員やコープながのの組合員の家族ら約50人が参加。生産者と消費者が立場を超えて交流を楽しんだ。2020年以来4年ぶり。
交流会前に総務開発事業部の会津進一次長は「混沌とした世界情勢から命に欠かすことの出来ない食に関心が集まっている。農業の未来を守るためにもそれぞれの立場を超えて食や農について一緒に考える『ふれあい農園』を続けていく」とあいさつした。
参加者は、8グループに分かれてワークショップを行った。開園30周年を迎える24年度はどんなイベントや作物を栽培したいかなどについて意見を出し合った。また、ラダーゲッターなどのニュースポーツで親睦を深めた。
参加者は「苦労して育てた作物は本当に美味しかった。来年も参加し、小玉スイカを栽培したい」と話し、「30周年イベントではキャンプファイヤーや豚の丸焼きをしたい」と述べた。
昼食では、グループ別に食事をし、食や農に関して日頃思っていることなどを気軽に話し合う意見交換会も行われた。
「ふれあい農園」は、1994年にJAと同コープが生産者と消費者が農作業を通じて交流を楽しみながら、食の大切さを一緒に考えようと企画。JAが畑を提供し、青年部員や女性部員がコープの組合員の家族と一緒に、23年5月から月2回(隔週土曜日)農作業を行った。同市穂高の温泉を使った野沢菜を漬けたりもした。交流会は夏と冬の年2回で、夏はバーベキューを楽しんだ。24年度は開園30周年を迎える。

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