若手生産者への支援と協力を要請

JAグリーン長野
意見を伝える清滝部長
意見を伝える清滝部長

グリーン長野青壮年部は3月4日、JA役職員との懇談会を長野市篠ノ井のグリーンパレスで開いた。部員27人、栗林和洋組合長など役員や事業部長、農業関連部門の職員が出席。若手生産者の意見要望をJA経営層に伝え、若手生産者への手厚い支援やJAと一体となった活動につなげたい考えだ。
清滝真彦青壮年部長が、「青壮年部ポリシーブック」で掲げた目標や活動について達成状況を報告。地域の課題として「技術共有が図れていない」ことや「組織の弱体化」を課題について、2019年に行った「青壮年部アンケート」による「品目別専門部の設立」に要望が集まったという結果も元に、6専門部を立ち上げ、技術や知識の共有、品種検討、部員間のつながり強化を図るなど、積極的に活動をすすめ、課題克服に一歩一歩近づけてきた。
JAへの要望や意見について、出席した部員1人1人が発言。遊休農地対策や有害鳥獣対策への手厚い支援とこれらを含む活発な農政運動の展開、JA独自の農業経営指標の作成・開示と、これによる品目提案や新規就農者確保・支援システムの構築を要望。組合長や事業部長が、実現可能な提案の実行していく旨を回答した。
清滝部長は、「前段で行った職員との懇談で出た内容をも含めて、これからの営農活動を続けていけるように協力をお願いしたい」と挨拶。栗林組合長は「農業が衰退してしまえば、農協の存在価値がない。本気になってグリーン長野として10年後の農業を保管できるかを課題として検討し、次期中期計画に盛り込んでいく」と表明するとともに、「地域のことを地域で解決するために、皆さん方に地域の核となっていただきながら、点から面で農業を展開し、“やっていて良かったと思える農業”にしてまいりたい」と話し、部員のますますの農業生産の活性化やJA事業への協力を求めた。

MENU