特殊詐欺防止で警察から感謝状 地域の拠り所に

JAあづみ
櫻井署長から感謝状を受け取る栗原出張所長(右)
櫻井署長から感謝状を受け取る栗原出張所長(右)

JAあづみ有明出張所は2月28日、電話でお金詐欺(特殊詐欺)の未然防止に貢献したとして、安曇野警察署から感謝状が贈られた。2年連続。
同日、安曇野警察署で贈呈式が開かれ、櫻井志郎署長が栗原裕出張所に感謝状を手渡し「日頃から特殊詐欺被害の未然防止活動の重要性を認識し、適切な窓口対応により被害防止につながった」と讃えた。
1月22日、栗原出張所長は来所した70代の男性組合員の焦った様子に違和感を感じた。詳しく話を聞くと、インターネット料金の未払金があると業者を名乗る者から電話があり、長時間電話を切らせてもらえなかったことや金融機関かコンビニでお金を降ろすように指示があったことから、特殊詐欺の可能性を疑い、警察に通報。詐欺を未然に防いだ。
栗原出張所長は「日頃から特殊詐欺などについては職員一同気を付けているが、金融機関としての機能だけでなく、地域の拠り所として組合員ならびに利用者からなんでも相談いただける場所にしていきたい」と話した。
同署によると、2023年県内で発生した特殊詐欺の被害額は9億8148万円(前年対比74.5%増)で過去最悪だという。SNS等を通じて投資話をもちかけ金銭をだまし取るなど年々手口が巧妙化していることから注意を促している。

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