JA上伊那宮田支所(宮田村)は、宮田村と災害時相互応援協定を結んでいる石川県穴水町の能登半島地震支援のため、支所窓口に募金箱を設置し災害義援金を受け入れた。3月1日には、JAの田中耕民理事と同支所の守谷卓也支所長が宮田村役場を訪問し、集まった義援金1万7551円を同村の小田切村長へ手渡した。6日には小田切村長が同町へ向かい、同村が受け入れた義援金と一緒に寄付する。
宮田村と穴水町は、災害が発生した際に物資や人的支援を行うとした同協定を2016年に締結。今回の災害が起きた直後の1月4日には要望のあった水や簡易ベッド、トイレ、食料などの物資をトラックに詰め込み最初の支援に向かった。2月末までに9回、合わせて23人の役場職員が支援のために同町を訪れた。
同支所では村内にある支所として何かできることはないかと、1月9日から2月29日までの期間で義援金を受け入れた。支所を訪れた組合員や職員らが寄付した。
田中理事は「支所を訪れた人たちの想いも一緒に届けてもらいたい。みんなから集めた義援金を、ぜひ復興に役立ててほしい」と義援金を寄付。
小田切村長は「水道が出るようになったところもあるが、まだまだ支援が必要。預かった義援金をしっかりと穴水町へ届ける」と話した。