JA上伊那農産物直売所とれたて市場は3月2日と3日の2日間、同店がある伊那市のはびろ農業公園みはらしファームで、2024みはらしファームチューリップ祭りを開いた。地域の活性化を目的に2003年から開催。今年は31品種3000鉢が並び、多くの来場者で賑わった。
チューリップは長い期間楽しむことができ春の訪れを感じられるよう、開花直前や直後の状態のものを用意。今年は定番品種に加え、白色でフリンジの花びらが特徴のスノークリスタルなど9品種が初登場し、色や形のさまざまなチューリップが並んだ。
初日には開場前から多くの人が訪れ、長い列を作った。来場者は目当ての品種や自分好みの花を選んで買い求めた。中には、開場30分ほどで売り切れてしまう人気の品種も数多くあった。
駒ヶ根市から訪れたという夫婦は「毎年来ているが、今年は早い時間に来ることが出来たのでいろいろな品種の中から選ぶことができた。かわいい品種を買えたのでよかった」と話した。
チューリップを生産した春日彰さん（57）は「市場ではあまり出回らない珍しい品種も用意している。ぜひ、好きな品種を見つけて楽しんでもらいたい」と話した。