安全安心・こだわりを再確認 まごころ宅配利用者懇談会

JAみなみ信州
みその商品研修を受ける利用者ら
みその商品研修を受ける利用者ら

JAみなみ信州は21日、飯田市の同JA本所で第3回まごころ宅配利用者懇談会を開いた。各地区から選出された利用者と同JA役職員、JA全農長野職員で構成する同懇談会は、宅配事業への理解を深めるとともに利用者の意見や要望を反映し事業の運営改善をはかるために年に数回行っている。今回は同JAの女性理事を含む利用者7人が参加し、今年度の総括と商品研修、利用者との意見交換を行い宅配事業の安全安心への取り組みを再確認した。
今年度、これまでに2回行った懇談会では、宅配商品の試食を行いおいしさや便利さを実感した上で実際に宅配する商品の選定や、松本市の広域宅配センターなどを訪れ、事業への理解を深めてきた。この日も山印みその担当者がみその商品紹介を行いこだわりをPRした。
利用者からは「味噌の少量タイプも扱ってほしい」や「食べなれた南信州の食材を引き続き扱ってほしい。また他の地域へのPRもしてほしい」などの要望や、「大雪で配達が遅れたとき、宅配の便利さを痛感した。日頃の栄養管理の点でもたいへん助けられている。引き続き使っていきたい」などの感想が出された。
同JA経済部の福澤正浩部長は「食の安全安心が叫ばれる中、安全性を確保しながら食生活を支える宅配事業は重要だと考える。より良い事業へつなげるための活発なご意見をいただき、今後に繋げていきたい」と話した。
まごころ宅配事業は2024年6月から(株)長野県A・コープへの事業移管が決定している。センターの移転に伴う変更点などあるものの、利用者に大きな影響はなく、こだわりや安全安心はそのままに事業を継続していくことを説明した。同JAでの懇談会の開催は今回で休会とし、今後については再開も検討していきたいとした。

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