課題を分析し改善策を提案 中核人材研修会

JA佐久浅間
浅沼組合長(右)から表彰を受ける阿部さん
浅沼組合長(右)から表彰を受ける阿部さん

JA佐久浅間は2月15日、佐久市のJA本所で中核人材育成研修会の修了レポート報告会を開き、常勤役員や室部長ら34人が出席した。
受講生が「マーケティング的発想を活用し、自部門の課題解決に向けた提案」をテーマにレポートを発表。最優秀賞には、トルコギキョウ新規栽培者獲得の方策について提案した営農経済部花卉果樹振興センターの阿部知史さんが選ばれた。
研修は「職員一人ひとりの能力の向上・開発を図り、必要とされる職員の育成を通じて現場力を高める」を事業計画の主要施策に掲げ、組織や職場、自身の課題を検討し、具体的な解決策を提案できる人材育成を目的に開いているもの。JA長野中央会JA支援部の萩原圭主任調査役を講師に招き、各部門の20代から30代の中堅職員10人が、昨年9月から全7回の日程で、経営戦略やマーケティングなどを学んだ。
レポート報告会は、組織や職場、自身の課題を認識し、理論に基づいた解決策を企画・提案することを目的に開催。プレゼンテーション形式で発表を行い、テーマの魅力度や実現の可能性、表現力などを総合的に審査した。浅沼博組合長は「鋭い分析とレベルの高い提案ばかりで甲乙つけ難かった。明日からでも取り組み実現してほしい。JA佐久浅間の将来は明るい」と激励した。
最優秀賞を受賞した阿部さんは「他部署の職員と意見を交わし、貴重な経験ができた。この経験を日々の業務に生かしたい」と話した。

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