桃・梨・りんご 南信州産果実 高品質の南信州ブランドと高い評価

JAみなみ信州
あいさつする長谷部部会長
あいさつする長谷部部会長

JAみなみ信州果実協議会(桃・梨・りんご部会)と同JAは6日、飯田市鼎の同JA本所で2023年度果実生産販売反省会を開いた。
同部会員、同JA役職員、JA全農長野、市場関係者7社ら70人が一堂に会し今年度の各品目の生産・販売の振り返りと次年度対策、市場からの要望について共有した。来年度は激しい気候変動に対応する対策をさらに強化し、品目リレーで南信州産地の売り場を確保していくとした。
あいさつに立った梨部会の長谷部修部会長は「今年度は関係者の皆さまのご協力で丹精込めた果実をしっかり販売いただけ良い成果が残せた。来年度に向けてさらなる高みを目指して生産者、関係者一丸となって取り組んでいきたい」と話した。
今年度は厳しい気候変動の影響で果樹全般で小玉傾向・数量減となったものの、生産者の生産努力と指導の連携により高糖度の果実が実った。全国的な数量減の中、高単価での販売ができ桃は158,480箱(前年比87.6%、1箱5kg)、販売金額約5億3,936万円(前年比91.4%)、梨は363,285箱(前年比84.9%、1箱10kg)、販売金額約17億8,237万円(前年比101.3%)、りんごは189,997箱(前年比93.8%、1箱10kg)、販売金額約7億4,715万円(前年比120.8%)となった。
市場からは「南信州産のブランドが定着しており、各品目とも高品質で高い評価を得ている。売り場拡大の余地はまだまだあるとしてさらなる高品質を追求しながら数量の維持・増産に期待する」とした。

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