来年度販売額6億円を目指す 選ばれる産地へ一丸

JAみなみ信州
あいさつする古田部会長
あいさつする古田部会長

JAみなみ信州ぶどう部会と同JAは1日、飯田市鼎の同JA本所で2023年度ぶどう推進会議を開き、同部会員、同JA役職員、全農長野、長野県農業農村支援センター、市場関係者ら100人が参加した。23年度生産・販売経過、来年度の生産販売方針、市場との意見交換を行い来シーズンは「出荷数量65,000ケース・販売金額6億円確保」を掲げ部会・指導・販売が三位一体となって「選ばれる産地」を目指していくことを確認した。
同部会の古田典明部長は「生産環境は厳しさを増す中、クイーンルージュへの期待も高まりぶどう人気はまだまだ続くと思われる。消費者から選ばれる産地を目指し、部会全体で品質の向上に努めていく」と話した。
来年度は(1)同JA独自高品質規格“輝房®”の取り組みを強化(2)雨除け栽培などの施設化の推進(3)シャインマスカットを軸にクイーンルージュの振興も進め(23年度1,522ケース・1ケース5キロ 前年比391%)メイン品種としての確立を目指す。産地のブランド構築と新規栽培者を含めた生産技術の底上げを強化し、県内露地産地トップで出荷できる強みを生かした販売や輸出もすすめ生産者手取りの向上に努める。
市場からは「輝房をはじめ高品質な産地としての認識が定着しつつあり、自信を持って販売できる産地。今シーズンは南信州産でフェアを行いたいへん好評で消費者の評価も高い。盆前の早期出荷を強化いただくことでシーズンを通して売り場をしっかり確保していきたい」などの提言があった。
今年度はナガノパープルの販売額が過去最高となるなど堅調な販売で44,214ケース(前年比121%)、販売金額約4億7,300万円(前年比122%)の販売実績となった。

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