JA信州諏訪野菜専門委員会セルリー専門部会は2月14日、諏訪市のホテル紅やで「セルリー100周年記念式典」を開いた。生産者、JA・行政・農業関係者、輸送・市場関係者ら116人が出席。管内でセルリー栽培が始まってからの100年間に思いを馳せ、今後の産地の更なる発展に向け意思統一を図った。
管内のセルリー栽培は2022年、100年目を迎えた。式典は、コロナ禍の影響で1年延期したが、この日、盛大に開かれた。
式では、出席者全員に同部会が製作した「セルリー100周年記念誌」を配布。スライドショーで栽培の歴史を当時の写真とともに振り返った。また、昨年11月に同部会が長野県園芸特産業功労者として表彰を受けたことを報告した。
百瀬勝彦部会長は「現在、農業を取り巻く環境は厳しいが、負けてはいられない。50年後、100年後の後世に日本一のセルリー産地を継承できるよう栽培に励んでいく」と決意を新たにした。
小平淳組合長は「携わっていただいたすべての方のおかげでセルリー栽培100周年を迎えることができた。今後も長く信州諏訪のセルリーが全国で食され続けるよう、今ある困難は皆で克服し、責任産地を守っていく」と述べた。