農業生産基盤維持に向け農政懇談会で意見交換行う

JA信州うえだ
国会議員・県会議員の前であいさつする眞島組合長
国会議員・県会議員の前であいさつする眞島組合長

JA信州うえだは2月10日、上田市のモルティしおだで、地元選出国会議員及び県議会議員との農政懇談会を開催し、JA管内の農業課題について意見交換を行った。井出庸生衆院議員、神津健衆院議員、羽田次郎参院議員、山田英喜県議会議員他3人、JA生産部会、JA区域運営委員、JA関係組織、JA役職員あわせて83人が出席した。
JA丸山勝也専務理事が(1)食料安全保障の確立に向けた具体策(2)生産資材等価格高騰対策(3)水田農業対策(4)地域課題の鳥獣害・新規就農者育成対策等について課題提起を行った。意見交換時、参加者からは「生産現場の実態にしっかり目を向けてもらいたい」と話し、中山間地特有の課題、鳥獣害被害の増加、生産資材等の価格高騰や米価下落による不採算な現状を伝え、学校給食費無償化・食農教育の推進、補助金支給要件緩和などの要望を行った。出席した国会議員は「今日いただいた問題に対し、地域の農業に希望が見えるようにしっかりやっていく」と話した。
眞島実組合長は「JA独自支援として生産資材等価格高騰資源循環型農業の対策費約7千万円を計上した。生産者の多様な担い手の育成、地域営農システム、地域農業振興ビジョン、重点品目の推進・実践、農業生産基盤の確立に取組む。農家の経営安定・所得向上に向け販売対策の強化・生産コストの低減、経営・技術指導やコンサルティング機能の強化を進める。議員の皆さんには、本日出た課題・問題提起・意見について予算措置や施策の実現に向け尽力して欲しい」とあいさつした。

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