JA洗馬が親元就農者を支援

JA洗馬
北沢組合長の激励を受ける清水さん(右)と寺澤さん(中央)と北沢さん(左)
北沢組合長の激励を受ける清水さん(右)と寺澤さん(中央)と北沢さん(左)

JA洗馬は2月15日、令和5年度就農支援金の贈呈式を塩尻市のJA本所で開いた。JA独自の補助対策「生産振興ビジョン」の就農支援事業の一環として、親元就農者を支援する。北沢泉組合長が、清水昭洋さんと寺澤佑介さんと北沢瑞樹さんの3人に目録を手渡した。
同ビジョンは、生産振興や労働力確保などを目的とし11年度から始めた。後継者の育成、生産拡大支援や生産安定対策、就農支援などの事業と、ハウスや資材の導入に対する助成など多岐にわたる。清水さんら3名は、親元に就農する予定の50歳未満の後継者またはその配偶者を対象とした就農支援準備金の支援を受けた。
清水さんは、元々会社勤めをしていたが、親が高齢で動けなくなり畑をどうするか考えた時に、地元中学生の野球の指導をするなど地域の人と触れ合っている時間が長かったこともあり、実家で農業を継いで地域の人との繋がりを大事にしたいと農業の道に進んだ。贈呈式では代表して支援への感謝の意を述べるとともに「農業振興に役立て、地域農業の発展に寄与するために頑張りたい」と意気込みを語った。
寺澤さんは、他JAの営農指導員をしていたが農家の高齢化に伴うリタイヤや廃業する姿を目の当たりにし、今まで培ってきたものが誰にも継承されずに閉じてしまうのがもったいないと感じ、祖父から父と続く実家の農業を継ぐ決心をした。「まずは父親たちが1年間何をしているのか、どうやっているのかを肌で感じて身に着けていきたい」と目標を語った。
北沢さんは、農業を行っている父の姿を見てやりたくないと感じていたし、農業を継いでくれと言われたこともなかったという。しかし、父が年をとり衰えていく姿を見て何か出来ないかと考えた時に、当時勤めていた教員の働き方では、家族を大切にできないとの思いから農業を始めた。「畑から見る景色が素敵で畑で働く楽しさや喜びを感じた。家族との時間が増えたことも魅力的だ。今後は、デジタル化、スマート化などで販路拡大や生産規模を大きくしたい。また、横の繋がりも大切にして若い力で盛り上げていきたい」と抱負を胸にした。
北沢組合長は「この支援準備金は先代の組合員の皆さんが農協に対する理解のもと積立ててくれた貴重な財源のなかから交付していることを十二分に理解して頂きたい。3名の皆様には、それぞれの地区の方と打ち解けてもらい、この準備金を原資として規模拡大に方向付けして頑張ってもらいたい」と激励した。

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