地域の伝統食をみんなで

JAグリーン長野
「梅型にできた」と拍手喝采
「梅型にできた」と拍手喝采

グリーン長野女性部更北総支部は2月9日、長野市真島町のJA真島農産物加工所で「やしょうまづくり」を体験した。午前午後に分かれて18人が参加。同総支部員が講師となり、梅の花を模したやしょうまの作り方について、体験を通じて学んだ。
長野県北部を中心に、2月15日の涅槃会につくられる郷土料理「やしょうま」だが、近年は作る人も少なくなってきたことを含め、女性部では部員の希望に応じて、各総支部で色とりどりのやしょうまつくりの体験機会を設けている。今回は、梅の花の芯になる部分にはカボチャで黄色に、花びらになる部分にはビーツでピンク色に着色。しっかり捏ねた生地に着色する際には、練りこむのではなく生地をちぎりながらまとめていくことでキレイに発色するなど、コツを押さえながら作業をすすめた。参加者には毎年自宅で作る人、初めて挑戦する人など様々。久しぶりに作ったという部員は「一人じゃなかなか作る気になれないので、みんなで出来てとても良い機会」と喜んでいた。
女性部では、各総支部や地区ごとの希望に応じて、今後も郷土料理の料理教室などを行いながら、伝統的な食文化を次世代に継承していきたい考え。

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